ドッグスポーツを上手にこなすゴールデン・レトリバーは、19世紀半ばにロシアのサーカス団で芸を披露していた犬がもととも言われる、心の優しいジェントル・ドッグだ。
フリスビーやアジリティなどのドッグスポーツを上手にこなすほか、力強く泳ぐのも得意。優しい性格で、人間やほかの犬とトラブルを起こすことも少なく、吠えたり咬んだりすることも少ない。子犬の時からきちんとしつければ、子どもやほかの動物たちとも仲良く暮らすことができるだろう。
ゴールデン・レトリバーには、テンションが高くやんちゃなアメリカ系と、おだやかなイギリス系がある。繁殖数が多いのはアメリカ系だが、家の中で優雅な大型犬を飼いたいなら、イギリス系がおすすめだ。
縄文時代までさかのぼるほどの大昔から、柴犬は人間と一緒に暮らしてきた。かつては狩猟犬として活躍していたことからもわかるように、動作が敏捷で攻撃性が強く、飼い主に忠実だ。がっしりとした骨格と発達した筋肉が、小型犬としてのあどけなさに精悍さを加えている。
日本犬の中では最も小型で飼いやすいが、特に初めて犬を飼う人には、穏やかで扱いやすいメスがおすすめだ。子犬の時にしつけを重ねることで、吠えグセや咬みグセを弱めることができる。
体を触ったり口を開いたりした時に嫌がらないように、子犬の時からスキンシップをとるようにしよう。また、小さいころからいろいろな人や犬に会わせておくと、吠えグセを弱めることができる。