ウェスト・ハイランド・ホワイトテリア ～West Highland White Terrier～

離れた両眼に、ピンと立った小さな耳、そして黒い唇。それらが純白の被毛の美しさにマッチして愛らしいウェスト・ハイランド・ホワイトテリア（通称ウェスティ）は、実は元獣猟犬。

活発で自立心が強く、留守番もしっかりできる、小さなイギリスの騎士だ。負けん気が強く、興奮しやすい性格なため、しつけが難しいという一面も。不審な物音や動きにも敏感なため、人の出入りが多い家だと飼いにくいこともある。動き回るのが大好きなため、運動・散歩はたっぷりと。

獣猟犬としての“テリア気質”と上手につきあう

気の強さやわがままさ、吠えやすさや咬みやすさは、獣猟犬としてのテリア気質によるものだ。“しつける”と言うよりも、愛情を注いでつきあい、飼い主なしではいられない、という気にさせるのがポイントだ。

フレンチ・ブルドッグ ～French Bulldog～

イングリッシュ・ブルドッグとテリアを交配させたとされる、フレンチ・ブルドッグは、甘えた声やいびきがまるで人間のような、かわいらしい犬だ。

コウモリの翼を開いたような大きな立ち耳が特徴。情愛が深く、飼い主にべったりとまとわりつく甘えん坊で、抱いているときは、大きな猫のようにおとなしくなる。その反面、ボールや動くものを追いかけるのが大好き。ただし、鼻がつぶれていて気道が短いため、激しい運動をさせないように気をつける必要がある。

被毛のお手入れは簡単だが、皮膚病には注意

短毛なため、被毛のお手入れは乾いたタオルで汚れをふき取る程度でO.K.だ。ただし、アレルギー性の皮膚炎にかかりやすいため、日ごろからしっかりと被毛の様子に注意を払っておこう。