ジャーマン・シェパード・ドッグ ～German Shepherd Dog～

もとは牧羊犬だったシェパードを、軍用犬として改良したのがこの犬。発達した筋肉が全身を包み、警戒心をみなぎらせた精悍な顔つきをしている。飼い主には忠実で、知らない人には警戒心を解かない。

また、テリトリー意識が強く、常に周囲に注意を払っているため、番犬としての能力が高い。ただし、こういったシェパードの長所を活かすには、しつけと訓練が重要。知らない犬や子どもに攻撃を仕掛けることもあるため、しつけに自信が無い人にはおすすめできない。

しつけと広いスペース、十分な運動が欠かせない

この犬は、犬舎に閉じ込めっぱなしにせず、自由に動き回れるような屋外で飼うのが基本。子犬のころから多くの人と会わせて、しつけも早めに開始しよう。ストレスをためないように、朝夕2回、長距離を走らせるなどの十分な運動も必要だ。

エアデール・テリア ～Airedale Terrier～

テリア種の中では最も大きく、「テリアの王様」とも呼ばれるエアデール・テリアは、猟犬・警察犬・軍用犬をはじめとして、最近ではアニマル・セラピーにも活躍するなど、多彩な能力を持った犬だ。

スラリと伸びた脚と平らな背中を持ち、筋肉質の体にはワイヤ状のかたい被毛が広がっている。気質は穏やかだが、遊び好きでいたずら好きなテリア種特有の性格も見られる。飼い主の様子を見ながら、多彩な表情を見せるのがこの犬のチャームポイントだ。

訓練次第で多彩な能力を発揮

テリアの中では、ムダ吠えや咬みグセの少ない犬種だが、きちんとしつけるのは簡単ではない。高圧的にせず、良いことをしたときにタイミングよくほめてあげるのがコツ。辛抱強く訓練すれば、ドッグスポーツなどで高い能力を発揮できるだろう。